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文教委員会で「高校生の県外流出率全国ワースト1改善のための県立高校募集生徒の定員増枠をもとめる請願」審査。2020.06.30 Tuesday
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文教委員会に出された「高校生の県外流出率全国ワースト1改善のため、県立高校募集生徒の定員増枠を求める請願」の、審査が行われました。
奈良県の高校生の県外流出率(11.46%)は、全国ワースト1です。全国平均は、5.04%で、かなり高い状況です。
これは、公立高校の募集枠が、63.5%と少なく、さらに、公立高校統廃合によって、普通科の高校が減らされるということも影響しています。希望する高校に、合格できず、不本意ながら他府県に進学している子どもたちは、約900〜1000人ともいえます。
過疎対策として、人口減少を止めるために、県立高校を存続して、他府県からの留学を受け入れる取り組みをしている県もあります。
また、新型コロナ感染症によって、教室でも、蜜を避け、少人数での授業が求められています。学校を減らすのではなく、教職員を増やして、安全にも配慮した対策が必要です。
平城高校をなくす県立高校の統廃合は、進められていますが、今年度の、高校入試での志願者の状況や、実際の進学状況もよく検討して、本当に、求められている募集定員を増やしてほしいとの願いです。
委員会では、日本共産党と、創生奈良の阪口保議員が賛成。反対多数で否決されました。