Search
Calendar
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< March 2024 >>
New Entries
Recent Comment
Category
Archives
Profile
Links
mobile
qrcode
RSSATOM 無料ブログ作成サービス JUGEM
住民の反対を押し切って、奈良公園に高級ホテル開発。併設の庭園がオープン。

 大きな反対運動(4万筆を越える署名)が広がり、現在も差し止めを求めて、裁判が続いている奈良公園、高畑裁判所官舎跡地の高級リゾートホテル。建物が完成して、6月5日に、ホテルがオープンの予定です。

 

 5月24日には、ホテルに併設した庭園が完成し公開されています。今井県議と庭園を視察してきました。

 

 ホテルとレストランは、民間が整備して営業しますが、庭園は、大正時代に別荘として使っていた山口氏が、作ったもので、奈良県が復元。茶室も、整備しています。

 

 庭園の整備費用は約7億円。もともとあった石や、灯篭をつかって、地形もほぼ現状を活用しているようですが、これが、どうして7億円もかかるのか?疑問です。(茶室は3億円と聞いています)

 

 大きな石組の庭で、池や水が流れる川のような作りですが、水は流れておらず、池の水も水たまりのようで、ちょっと残念な印象。

 

 庭園の周遊通路は、まだ、土がむき出して、雨が降るとぬかるんで、滑ってしまいそう。ホテルから食事処への移動は、階段と石で、歩きにくく、手すりはありますが、高齢者ならあぶない。

 

 県は、「世界に誇る奈良公園の一画として、奈良公園にふさわしい歴史と文化の香りが漂う上質な宿泊施設等を整備することで、奈良公園の魅力向上に資する事業を行い、インバウンドの大きな波に乗れるように奈良の観光産業をけ牽引する」とうたっていますが、はたして、魅力向上?牽引?

 

 本来は、壊すことができない文化遺産、原則、現状維持という古都保存法で守られた地域です。魅力が向上するからいいだろうとの知事の判断で、規制を守らなくてもいいなんて、納得できません。

 

 大きな樹木や、そこに生息していたちょうちょ(国蝶・おおむらさき)などの、自然が壊されてしまって、取り返しがつきません。

 

  

   

  

 

  

 

  

   

 

 

posted by: 山村さちほ | 地域のこと | 15:36 | comments(0) | - | - | - |