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奈良公園内高級ホテル建設の差し止めを求める裁判の判決

 高畑町の住民らが、県を訴えていた「奈良公園内に高級ホテル建設の差し止めを求める」裁判の判決が、言い渡されました。

 

 国の指定する名勝地であり、景観を保護するために、古都保存法、風致景観条例でも規制があり、都市公園法でも、もっぱら営利目的でのホテル建設は認められていない奈良公園内に、民間の高級ホテルを誘致して建設を認めた奈良県に対して、意義を申し立てるものです。

 

 裁判で最も大きな壁は、近隣住民であっても、利害関係がなければ、なかなか訴えそのものを認められない(原告適格)ハードルがあります。これまで、都市公園に何かを建てることについての住民訴訟で、訴えを認められた例は、全国でも、ただ一つのみ(京都水族館事件)ということです。

 

 今回の裁判では、この原告適格(訴える権利)をみとめる判決でした。これは、画期的なことで、評価できるものです。しかし、住民の訴えた建設差し止めについては、退けられました。

 

 都市公園法の規制があるにもかかわらず、なぜ、このような高級ホテル建設が認められるのか?納得できる理論的な説明がわかりにくい判決文です。

 判決では、県の言い分をそのまま、うのみにして、高級ホテルができれば、利用する観光客にとって利便が良くなり、公園の魅力が向上すると述べています。

 

 とんでもないといわねばなりません。

 

 住民にとって、防災上も大切な公園に、大きなホテルが建設されて、占有されることの不利益はどうなるのか?

 

 なぜ、都市公園法で、厳しい規制があるのか?1300年もまえから、古都法や風致条例で景観をまもってきたのに、県が勝手に壊してもよいのか?近隣住民も含めて守ってきた大切な遺産の価値がそこねられないのか?

 

 とうてい納得できるのもではありません。原告と弁護団は、ひきつづき、力を合わせて、闘っていきたいと表明されました。

 

   

   記者会見する原告代表の辰野氏、弁護団。

 

  

posted by: 山村さちほ | 地域のこと | 23:32 | comments(0) | - | - | - |