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治安維持法犠牲者「階戸義雄の事績を語るつどい」

 治安維持法犠牲者であった階戸義雄さんの追悼事業実行委員会が主催して「事績を語る集い」が、おかたに病院で開かれました。

 

 階戸義雄氏は、1908年金沢市で生まれ、大阪外国語専門学校(後の外国語大学)で社会科学研究会に参加。労農救援会や、東成無産者診療所で、貧しい人々を助ける活動に献身するなかで、治安維持法違反で何度も逮捕され、激しい拷問のうえ、腸結核を患って瀕死の状態で仮出獄。

 金沢で、お母さんの介護で一命をとりとめ、共産党石川県委員長として活躍。その後、奈良に移り住み、岡谷実先生らとともに、片桐民主病院や東ノ坂診療所などで、事務長として勤められた方です。

 

 1981年になくなられていますから、私は、面識もなく、どのような方か全く存じませんでした。

 

 今日、熊井三郎氏の講演で、奈良で、詩人会議を立ち上げられたおひとりだと紹介があり、階戸氏の詩の朗読もしていただきました。

 

 あの暗黒の時代にあって、戦争によって苦しめられる人々、貧しい庶民のくらしに思いを寄せて、闘い、病のなかでも、闘志を燃やしつづけた壮絶な詩に、深く感銘を受けました。

 

 同じ民医連の先輩にあたる階戸氏の思いにふれ、治安維持法の弾圧に抗して闘った先人の活動が、今に生きていることを強く感じることができました。

 

 共謀罪法や、平和憲法改憲のうごき、北朝鮮のミサイル発射を利用した軍備増強など、平和を脅かす動きは、戦前の時代がよみがえるようです。侵略戦争を反省しない安倍政権を退陣においこみ、総選挙で、国民の声で動く新しい政治の実現は、もう一息、先達の闘いに勇気をもらって、がんばりたい。

 

  

posted by: 山村さちほ | 地域のこと | 23:25 | comments(3) | trackbacks(0) | - | - |
        
初めまして。
突然のメールでのコメント、失礼いたします。
「階戸義雄の実績を語る集い」について拝読し、階戸義雄氏の詩集を読んでみたいのと同時に生前どのように暮らしてみえたのか、どのような方だったのか知りたく存じメールいたしました。
というのも、私の父方の古いアルバムを見ていましたら 氏の若かりし頃の写真を見つけ どんな方かと父に尋ねた所、叔父にあたる方でこちらのブログの内容とほぼ同じ話しをしてくれました。
しかしながら詩集や階戸氏に繋がるすべがありません。ご多用中恐縮ですがお返事いただけると幸いです。 川合。


| kawai | 2017/11/13 9:43 PM |
ご連絡ありがとうございます。熊井三郎氏がまとめた詩集があります。また、現在、国賠同盟で、業績のまとめをされていますので、できましたら送らせていただきます。
| さちほ | 2017/11/14 6:49 AM |
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2017/11/14 9:03 AM |









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