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奈良公園のホテル計画について文化庁・国交省に要請に行ってきました。2017.04.27 Thursday
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奈良県がすすめている、名勝奈良公園へ高級ホテルを建てる開発問題で、文化庁・国交省はどう考えているのか。
県議団、奈良市議団で、中止を求めて、要請に行ってきました。大門みきし参議院議員と清水ただし衆議院議員も、いっしょです。
都市公園法では、営利を目的とするホテルの建設、また、少数の特定の人しか利用できない施設の建設は、認められません。このことは、先日の国会の委員会で、清水ただし衆議院議員に対して、大臣、局長の答弁がありました。
「これに照らして、奈良県の計画はみとめられるのか」との質問に、国交省の担当者は、明確に答えられませんでした。大門参議院議員、清水衆議院議員が、誠実に対応するよう厳しく指摘されました。
文化庁は、法的な問題がないから、県の計画は問題ないという見解です。
しかし、「一部の大資本が、国民の財産を囲い込んで利用する、こんなことが認められたら、名勝の価値を損ねる」「文化財の活用として、ふさわしいのか、理念・見識が問われている。長官の判断が問われる」と大門参議院議員が指摘しました。
数々の規制や文化遺産を保護するために、これまで、政府も県も、市民県民も、努力してきたことをないがしろにして、お金儲けの道具として使うことを、全国に先駆けて、奈良県が強引に進める。しかも、住民の意見を無視、反対の声に耳を貸さない。こんなことでは、将来に禍根を残します。
運動をさらに強めて、力をあわせて、大切な宝を守りたい。
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